【群発性頭痛】色の無い花火大会(精神的苦痛への対処)

【超痛ぇ】群発性頭痛の生き方

”クレイジーランナー”とはいったい何者なのか?(自己紹介)

理解しがたい激痛が、何度も繰り返す。この痛みはいったいいつまで続くんだ?私が世界が、次第に色を失っていくのを感じていた。

【回想】サラリーマン犬走の恋愛

『大丈夫、ゆっくり休んでね。』

『サンキュー。ごめん、2時間くらい寝るわ…。』

俺は激しい頭痛を感じながら横になった。半分が優しさでできているという鎮痛剤を飲んだが、今回も効果は期待できないだろう。

ゴリゴリのギャル”あーたん”。俺はこの部屋で彼女と暮らしていた。まだ一緒に住み始めて一ヶ月程度だったが、毎日が楽しかった。しょうもないことで機嫌が悪くなるのがちょっと面倒だが、基本的に陽キャなので人生を全力で楽しんでいる女の子である。別にいいだろう。私自身はギャル属性ではないが、ギャルが好きなのだ。女性の好みなど人それぞれだ。他人にどうこう言われたくはない。

街は騒がしかった。今日は一年に一度の”諏訪湖花火大会”の日だった。あーたんを花火会場に連れて行ってあげたかったが、この激しい頭痛の中では車の運転も歩くこともできない。残念ながら、私には休むことしかできなかった。


目が覚めた。眠ってから1時間くらいだろう。いつもなら痛みが治まってから目が覚めるのだが、今日は少し早めに覚醒してしまった。まだ痛みは治まっておらず、私は鬱屈した気分になった。そして、部屋の中になにか違和感を感じる。

顔を起こすと、あーたんの顔が見えた。彼女は泣いていた

『どうした?あーたん』

『…。』

遠くに、花火の音が聞こえる。花火大会が始まったのだ。

私は状況を察した。あーたんは花火大会に行きたくて仕方ないのだ。毎年必ず花火大会に言っていたこの子にとって、花火の音が鳴り響く中、いつ終わるともわからない彼氏くんの睡眠時間を待つのは地獄の時間だったのだろう。

『治ったよ、行こう!』

私はあーたんの手を取ってすぐに部屋を出た。


『うわぁ、めっちゃきれいなんですけどー!』

隣ではあーたんが満面の笑みを浮かべていた。手にはよくわからないチョコバナナ的なものを持っている。これでよかったんだ。私はやっと痛みが和らいできた左側頭部を軽く触れながら、そう思った。

花火は例年通り美しく、そして大きな音を響かせていた。私の病気と変わらない。去年と同じ、今年も激しい頭痛がやってきていた。

会社での評価も上々だし、かわいい彼女もいる。すべてがうまくいっているようだが、決定的に何かが欠けているような気もしていた。私は何か、本当に大切なものを気付かないうちに落っことしてしまったのではないだろうか。

『はい、あーん!』

あーたんがチョコバナナ的な何かを私の口に突っ込む。そう、これでよかったんだ

そう自分に言い聞かせたものの、美しいはずの花火が無色に見えた。色を失っていったのは、私の人生なのかもしれない。

 

【絶望】周囲の理解を得られにくいという事実

残念ながら、群発性頭痛を知っている人は稀です。そして『たかが頭痛でなに言ってんだよ』と思う人の方がはるかに多いです。

激しい痛みに加えて『味方がいない』と思ってしまうと精神的にも追い込まれてしまいます。今回はかわいそうなサラリーマン犬走みたいににならないよう、この精神的な焦燥感から逃げる方法を考えてみましょう。

 

①自分が理解できないものは、他者も理解できない

人間は、誰もが自分の人生を生きています。多くの人が、自分のことで精一杯です。なので自分の病気でもない謎の奇病に興味など示さないでしょう。

そんな孤独感や疎外感から逃れるには、自分で自分の病気に鬼詳しくなることです。『俺が超詳しく説明してやるぜ!』くらいの勢いで勉強しましょう。

詳しくなれば、病気に対する対応もうまくなるでしょう。その結果精神的にも余裕が生まれるはず。暗闇が怖いのは、その先にどんな獣が潜んでいるのかわからないからです。例え世界が真夜中でも、強い光で照らすことができれば不安も軽減されるでしょう。

 

②自ら説明する必要がある

他者に理解を得たいのであれば、自分でしっかり説明する必要があります。

『俺、激ヤバな超つらい病気なんだよね。』

『マジで!?激ヤバな超つらい病気なんだ!』

こんなんで理解を得られるわけがありません。何をしてあげられるのか?何に気を付ければいいのか?もしかして感染するタイプなのか?と、ただただ相手を不安にさせます。

中途半端な説明は、相手を自分と同じ暗闇の中に落とすだけです。相手に理解を得られないのは自分の説明不足かもしれない。自分に対して俯瞰的な視点を持つことも重要でしょう。

 

③諦められるものは、諦めていい

理解を得るのは諦めてもいいかもしれません。私自身、この群発性頭痛という病気を他人に理解してもらわなくてもいいという考えに至ってからが、一番楽になったかもしれません。

私は普通に生きるべきだと強く考えていた。会社員として誰もが認める結果を残し、素晴らしい家族を作り、一定水準以上の生活を送る。それらを実現できないのであれば、人生の落伍者であると考えていました。今思えば、そんな私の思考に問題があったのでしょう。

そもそも生きようとしているステージにムリがあった。私は今はそう考えています。フリーランスとして働き、好きなタイミングでYouTubeやったりブログを書く。自分らしく生きている今こそ、本当の自分であると感じています。

職業・役職・恋人・友人。すべてを失った。でも今が一番幸せであると断言できます。すべてを失ったように見えた瞬間、私はきっとすべてを手に入れたんです。私には今、大切な仲間が多くいます。

 

【まとめ】絶望は自分でケアできる

辛いことですが、自分の病気とは自分で戦うしかない。受け入れて、前に進む強さを育む必要があります。それは厳しいことかもしれません。私にとっても厳しかった。

でも今は違う。私はこの奇病を乗りこなしている自信があるし、人間関係に悩むこともない。私の病気は完治しませんが、ムカつくけどなんか許しちゃう友達くらいのポジションに置くことには成功しているんです。

もしあなたが現在進行形で群発性頭痛に苦しんでいるとしたら?一番助けになるのはお医者様ですが、精神的な救いになるのは同じ病気を経験した人物かもしれません。

どうしても辛かったら、私にアクセスしてみてください。Twitterでもいいし、Instagramでもいい。YouTubeでもいい。常にレスポンスすることは難しいかもしれませんが、なるべく応えたいと思っています。

群発性頭痛に、人を絶命させる力などない。

 

【次回予告】病名、その名は”群発性頭痛”

とうとう病名が判明した。正しい診断を受けることに成功したのだ。では、どんな行動をして正しい診断を受けることができたのだろうか?それは本当に、運が良かったと言うしかない。

次回更新を待たれよ!

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