東海道特有の石畳の道だ。ランナーにとっては厳しい道となるだろう。
【静岡中部】菊川市~静岡市の見どころ
初日の市街地っぷりとはうって変わって、2日目に通るルートはなかなか険しいものがある。3つの区間に区切って振り返ってみたいと思う。
①菊川市・島田市エリア
掛川を出て少しすると、ガチでなんもなくなる。自販機すら珍しいだろう。峠道に入り、夜泣き石みたいないわくつきスポットもあって寂しい。なんにせよ、掛川市街地でコンビニなどにしっかり寄っておくべきだ。
私は面倒なのでスルーしてしまったが、道の駅掛川がある。ちょっと遠回りなのが面倒だが、補給が不足している場合は背に腹は代えられないだろう。当時の私は、数百メートルを嫌がるほど余裕がなかったということだ。それだけ、この2日目に距離を詰め込む必要があった。
②藤枝市・焼津市エリア
峠ゾーンを過ぎると、海辺の街に出る。ここまでくれば補給には困らないだろう。普通にコンビニなどもあるからだ。
ところが安心したのも束の間、焼津市の海岸線で地獄を見ることになる。軽い峠道に入るのだが、道が究極に狭いのだ。
『旧石部隧道』おそろしい。思い出すのが怖い。私が訪れた日本各地津々浦々のトンネルの中でダントツに一番ヤバい。狭すぎるし交通量が多い。最上級に地獄だ。二度と通らない。もっと内陸のルートを通ることをオススメする。
しかし、このあたりの景色は非常に美しい。安全を確保できるところで焼津の海を楽しもう。
命からがら生き延びた。この道を(走って)通ることは一生涯あるまい。しかし景色の美しさは一生モノだ。危険な想い出とともに、命尽きるまで忘れることはないだろう。
③静岡市エリア
静岡市は想像よりはるかに栄えていた。大都会だ。(長野県の山奥比)静岡県をずっと走ってきたが、これだけの市街地を走るのは初めてだ。
走りやすい大きな車道沿いの街道をだいぶ走ることになる。面白みは少ないものの、ストレスも少ない。コンビニも食事もし放題だ。それに、私は街を見るのもすごく好きだ。結論、どこを走っても結局のところすごく楽しい。
静岡の街を想い出すと不思議な気持ちになる。素敵な街であるのをハッキリ覚えているのと同時に、焦っていたのもすごく覚えている。目的地のホテルに到達する頃には、すっかり真っ暗になってしまっていた。
真冬なのに汗だくだったのを覚えている。それも懐かしい。体質が変わってしまい、今では汗をかかなくなってしまったからだ。正月休みを楽しむ人たちと一緒にエレベーターに乗るのが申し訳なかった。汗くさかったとしたらごめんなさい。
【まとめ】2日目は67㎞、ムリする必要があった
2日間の合計距離は128㎞となった。トータルが202㎞なので残りは74㎞。ずいぶん余裕で進んでいるような印象があるが、2日目にこの位置まで攻めている必要があった。最終日には小田原城に到達し、さらに自宅のある信州の山の奥の奥まで帰り着く必要があるからだ。
実質、この2日目までが勝負であったと言える。予定通りの距離をクリアできたことは、私の心に余裕を持たせていた。その余裕が慢心となり、最終日の大失敗につながったのかもしれない。
YouTube動画のご紹介
今となっては懐かしい動画。編集技術もランニングパワーも地獄だが、生暖かく見守っていただきたい。誰でもレベル1の時期はあるのだ。(いまが高レベルとは言っていない)
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