【冒険計画書】四国遍路20日計画(自分の限界を超える)
再び、四国の地へ
この記事は、私が以前書いた記事『ランニングで目標達成する技術』シリーズを自分で実行してみるというものです。
『具体的に、どのように計画しているのか?』興味がある方は読み進めていただければ、ヒントになる部分があるかもしれません。
私は2021年6月11日から”四国88ヶ所霊場巡り”いわゆる”歩き遍路通し打ち”に挑み、25日目に結願(88番札所に到達すること)を達成しました。
この旅の中で私は四国に試され、四国の美しさを知り、やがて四国を愛するようになりました。
そして、”再び四国を訪れたい”と思うようになったのは、ごく自然な流れでありました。
私はクレイジーランナーです。過去と同じ方法で遍路するのなんて耐えられません。自身の限界に挑戦することにします。
目標にするのは、インターネットに存在する最速記録『21日目での結願(19日21時間35分)』です。
私は5日間、自身の記録を短縮する必要があります。この大きな課題に、ストイックなほど計画を突き詰めて、テクニックを駆使して挑戦します。
冒険計画書のお品書き
①目標を深掘りする(なぜなぜ分析)
・四国遍路を歩き遍路通し打ちで20日以内で達成したい
(なぜ?)
・歩き遍路通し打ち20日以内達成は、おそらく最速の記録であるから達成したい
(なぜ?)
・前人未到の記録を達成し、日本縦断への自信としたい
(なぜ?)
・『困難な目標を成し遂げた』という成果だけが、さらに難しい目標に向かうときの唯一の足掛かりだから
私の、『四国遍路20日計画』の真の目的が明らかになりました。
私は”お遍路最速記録”という成果がほしい、ということになります。
こんなことを高らかに宣言するのは多少気恥ずかしい気もしますが、成果が自分に自信をくれるのは確かです。
私はお遍路に挑戦するおよそ1年前に『1ヶ月1000km生活』というYouTube上の企画で、その名の通り1ヶ月で1018.9kmを走破しました。
それまでは1ヶ月最長でも505.8kmが最長でしたので、倍以上走ったことになります。
私が1000km走った経験は、歩き遍路25日の成功率に大きく影響していたでしょう。
今回は、日本縦断へのマイルストーンとして歩き遍路20日に挑戦するということです。
②プロセスの設定(なにをすれば達成できるのか)
1日あたりの移動距離を46.65km → 58.31km(約125%)まで伸ばす必要がある。
5日間短縮のために、5つの項目で改善案を考えた。
・知識の向上【予想効果:60分/日】①遍路道の知識(進路を調べる時間と迷う時間を削減する)【30分/日】②休憩所の知識(水分と食料の補充を適切に行えること)【10分/日】③宿の知識(宿泊地とその距離を選定する時間を削減する)【20分/日】
・季節の設定【60分/日】①雨(少ない季節を選ぶ)【25分/日】②気温(走るのに適した季節を選ぶ)【25分/日】③虫(少ない季節を選ぶ)【10分/日】
・活動時間のバラツキの改善【60分/日】①出発時間(5時発を標準とする)②到着時間(19時着を標準とする)③睡眠時間(6時間以上睡眠をとる)
・携行品の改善【60分/日】①靴下の選定(滑り止め付き5本指ソックスを使用)②ゲイターの装着(靴内にゴミが入るのを防止)③テーピングアイテムの選定(マメ・水ぶくれに有効なアイテムを学習)
・身体能力の向上【60分/日】①体重の15%減量(74.2kg→63.1kg)②筋力の10%増量(インボディ測定スコア79→87)③ランニングフォームの見直し(YouTubeで学習)
なるべく精度よく効果を仮定したつもりですが、まぁだいたいです。
根拠が希薄なものもありますが、それは仕方がないです。答えをこの世界に持っている人がいない事象に関しては、自分で思い切って仮定するしかありません。
答えは挑戦すればわかります。現時点でわからないことであれば、時間をかけても価値は薄いです。思い切って仮説を立てます。
なお、いつやるのかという基準で色分けしています。
すでに完了した課題
挑戦開始後の課題
事前に解決する課題 → これらについて、いま努力するべきということです。
③計画の構築(多段締め切りの設定)
【大前提】いつ四国遍路20日に挑戦するのか?プランA:2022年3月11~プランB:2022年4月01~
テーピングアイテムの選定スタート期限:9月10日エンド期限:9月30日※併せて、水ぶくれに対する防止策を、なるべく広く学習する。
体重の15%減量(74.2kg→63.1kg) … バックパック装備時の体重すでに開始済みプランA:9月末:71.1kg10月末:68.1kg11月末:65.6kg12月末:63.1kgプランB:月次目標に至らなかった場合、目標の修正を行う。※日程に余裕があるため、さらに減量を進めてもいい。
筋力の10%増量(インボディ測定スコア79→87)11月末:スコア82※ジムでのウェイトトレーニングを想定していないため、効果が予測しにくい。プランA:11月末まで減量と自宅での自重トレーニングを実施し、スコア82を達成できていた場合問題ない。プランB:それ以下のスコアであった場合、ウェイトトレーニングを行う方法を選定する。
ランニングフォームの見直し(YouTubeで学習)スタート期限:9月10日エンド期限:9月30日効果の確認:YouTube企画で長距離ラン実施※マラソンランナーではなく、超長距離ランナーの走り方を学習し習得する。※月に一回はYouTube企画(足軽の野望)で、自分にとって厳しいチャレンジをする(自分にできるレベルのことじゃダメ!!)
ここで注意したのは、締め切りを一つにしないこと。
『全部3月10日までに終わってればいいや』だと失敗した時にリカバリーが効きません。遅くとも年内に計画が終了しているよう構築しました。
決して無理な計画ではないと思いますが、たぶんどこかが破綻するでしょう。
世の中そんなもんです。そのくらい楽に構えてOKです。
④周囲へ宣言し続ける(目標を視界から外さない・監視してもらう)
・このブログが宣言第一弾
・ランニング前の体重を毎日ツイートする
※これだけだと見る人に価値が生まれにくいので、”#今日の積み上げ”ツイートに画像を載せる。
・ペナルティを用意する
※月次の目標が達成できないたびに、犬走映像舎の舎員全員にスタバのドリンクチケット500円分をLINEで送る
毎日自分の体重をツイートし続けるのはかなりタフかもしれませんが、それで目標達成できるのなら超安いモノです。
今まで言及していませんでしたが、このペナルティを設定するのも効果的なテクニックのひとつです。安すぎても高すぎても効果が半減するので、注意しましょう。
もし私のチャレンジを見届けたい方がいれば、Twitterのフォローをぜひしておいてください。Twitterで”犬走タリオ”で検索すると、私だけしか出てきません。本当です(迫真)。
⑤ダメ押し:捨てまくる
・毎日自分の持ち物を30個捨てる。
私は常に自分の持ち物を少なくする努力をしていることは何度か言っていますが、それに拍車をかけます。現在の自分ルールでは、『30個捨てるか100個タスクを終える』なんですが、上記の通り30個捨てるのを義務化します。
これも”#今日の積み上げ”ツイートで毎日宣言します。
自分の周囲のタスクを捨てられる人間ほど目標達成率が高いです。得意分野の、”捨てる鬼”を極めます。
【奥義】自ら背水の陣を敷く
・四国初日の宿をとる
・鳴門までの高速バスを予約する
これはなかなか強い背水の陣なのですが、まだちょっと日程が先過ぎるし、日程も定まらないのでできません。
日程が決まり次第、とれるところからガンガン予約して、自分を追い詰めます(ドM感)。
【まとめ】私を監視してください
疲れたw
現段階でできる限り、詳細に計画を詰めました。
この計画には、自分を行動させるテクニックがふんだんに盛り込まれています。
ぶっちゃけ、これは”諸刃の剣”です。自分の提唱したテクニックが自分で活用できなかったら、それはカッコ悪いでしょう。
どうか、みんなで私を監視して目標達成のお手伝いをお願いします!!
達成したら、ちょっと褒めてね。
【オマケ】前回のご様子
【弾丸歩き遍路】20日目・西条市から新居浜市へ、横峰寺道黒瀬峠で天狗王に術をかけられ迷う(64番前神寺)【1200km】
前回の20日目は、横峰寺に向かう山中で天狗王の術にかかり、メダパニ状態で道に迷いまくりました(動画参照)。野犬にも遭遇して思い出深い日ですよ。
次回はどうなることやら。
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