【検証】一ヶ月減量チャレンジは成功したのか!?【中成功】

【減量!】墓場への手紙

”クレイジーランナー”とはいったい何者なのか?(自己紹介)

最も重要なのはスタートさせることだ。このチャレンジを始めた段階で、私はすでに小さな成功を収めていた。

一ヶ月減量チャレンジを始めた理由

YouTubeを観ていただいた方はご存じでしょう。私は四国遍路1200㎞を20日以内に結願したいという目標のために減量を始めた。この目標は、私にとって難しい課題だったからだ。

私は初めての四国遍路を25日かけて結願した。つまり今度の挑戦では、少なくとも5日は短縮する必要がある。私はマージンも考慮すると、1週間は短縮する必要があると考えていた。天候や体調など、コントロールしがたい要因によって計画がうまくいかないことを想定していたからだ。

だが、減量だけが私の計画ではなかった。ウェアやランニングフォームの改善、お遍路のプランに関しても妥協なく全力を尽くした。それらに関して興味がある方は、こちらの記事を読んでもらってもいいかもしれない。クレイジーランナー渾身の『冒険計画書』だ。

【冒険計画書】四国歩き遍路20日計画(自分の限界を超える)
”クレイジーランナー”とはいったい何者なのか?(自己紹介) 【冒険計画書】四国遍路20日計画(自分の限界を超える) 再び、四国の地へ この記事は、私が以前書いた記事『ランニングで目標達成する技術』シリーズを自分で実行してみるというものです。...

 

一ヶ月の活動を数字で振り返る

今回の記事では、減量にフォーカスして振り返ってみよう。振り返るのは以下の3点だ。

  1. どの程度運動をしたか
  2. どのくらいカロリーを消費したか
  3. どのくらい食事を摂ったか

これらを、数字で振り返っていきたい。感覚的なことは述べない。人間の感覚など、まったくあてにならないからだ。

 

①一ヶ月の走行距離

2021年12月の月間走行距離は、419.9㎞だった。これは、個人的にはさほど長い距離ではない。短い距離でもない。ただし、冬季であるということを考えると、ずいぶん走っている。

長野県の冬は厳しい。特に私が住む信州の山の奥の奥は、標高1000mを超える。朝の気温は‐15℃を下回る。ランニングには全く向かない環境だ。

現に私は過去5年間、寒さの特に厳しい12月・1月で300㎞以上走ったのは2回しかなかった。400㎞走ったのは今回が初めてだ。雪も降る中この距離を走ったのは、よく頑張ったと言えよう。

ただし減量に限って言えば、この走行距離はあまり意味をなさない。むしろ、痩せずらくなると言っても過言ではないだろう。走るのにはエネルギーが必要であり、食事が増える。ダイエットのための有酸素運動としては、200㎞~300㎞、人によってはそれ以下でも全く問題ないだろう。

 

②一ヶ月の消費カロリー

33152.7Kcal。これが一ヶ月の運動で消費したカロリーだ。この数字も、単体ではあまり意味をなさない。どの程度食事したかの方が重要である。

 

③一ヶ月の摂取カロリー

1日の平均摂取カロリーは、2406.7Kcalであった。31日合計だと74607.7Kcalだ。この数字も単体では価値を生まない。先ほどの運動による消費カロリーと掛け合わせてみよう。

 

計算上、何キロ痩せるはずだったのか?

もう一つ重要な数字がある。基礎代謝量と、推定消費カロリーだ。私の体重から算出された基礎代謝量は1579Kcal。そこに1.1倍の係数をかけたのが推定消費カロリーの1736.9Kcalだ。これは、一般人よりかなり少ない係数を設定している。理由は、私は運動にかける時間が異常に長いからだ。

この推定消費カロリーと運動での消費カロリーを合算しよう。

1736.9 × 31 + 33152.7 = 86996.6Kcal

これは、1ヶ月で私が生きるために消費したすべてのカロリーだ。これから、食事した摂取カロリーを引いてみよう。

86996.6 ー 74607.7 = 12388.9Kcal

ここまできて初めて、データが意味のある形になった。私はこの1ヶ月で、12388.9Kcal失ったのだ。このカロリー分、痩せたということになる。

12388.9Kcalが何キロに相当するかの計算は簡単だ。1㎏痩せるためには7200㎏消費する必要がある。これは一般論であり、人によって変わるものではない。

12388.9Kcal ÷ 7200 = 1.72㎏
これが、1ヶ月で私が痩せたと考えられる体重だ。体重計での数字上では、4.2㎏減っていた。ずいぶん差がある。これに関しては2つの理由が考えられる。
  1. 推定消費カロリーの過小評価
  2. 身体の水分量の変動

おそらく、1の要因の方が強いだろう。そう考えるのは、私の体重は乱高下するわけでもなく安定していたからだ。私の推定消費カロリーを求めるための係数はもう少し一般よりに修正する必要があるのかもしれない。この点に関しては、次回以降の課題となるだろう。

 

【最重要】大事なのはレコーディングすること

私が行った活動の中で最も重要だったのは、運動することでも、食事制限することでもない。記録することだ。

このように振り返り、反省することもできる。『次はこうしてみよう!』と、改善することもできる。自分の行動を省みることができるのだ。

改善することが可能なら、失敗もムダにはならない。明日の自分の行動範囲を広げる、強力な武器になるだろう。

 

【超重要】痩せることが最終目標では努力できない

ダイエットを頑張る人は多い。成功する人、失敗する人。やり方も様々だろう。

私にとってダイエット最大の失敗は、手段が目的化することだと思う。目的のないダイエットなど、地獄以外の何物でもない。ダイエットの先に次の目標を作っておいてあげないと、努力を続けることは難しいだろう。もしダイエットに苦手意識を持っているとしたら…。自分が本当に欲しいモノ、それから見直してみてはいかがだろうか。

 

【結果】1200㎞を20日以内に走破できたのか?

私にとってのアウトプットはこれ。四国遍路1200㎞を20以内に走破することだった。

減量の結果、このチャレンジに成功することはできたのか?それはあなたの目で確かめていただきたい。下のリンクからすぐに確認することが可能だ。

走りだそう。心に燃え上がる衝動があるのなら、それに従って。

走りだそう。今すぐ、一緒に。

 

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