25日間の歩き遍路通し打ち経験(2021年6月)を基に、歩き遍路難易度をご紹介します。
【歩き遍路難易度】第21番札所・太龍寺(徳島最後の難所)
太龍寺のご紹介
21番札所太龍寺は、標高618mの太龍寺山のほぼほぼテッペンにございます。
101人乗れるロープウェイが有名なくらいですから、人の脚で苦労するのは想像に難しくありません。
難所・鶴林寺道から連続して挑まなければならないというのも、太龍寺山の厳しさを際立たせています。
太龍寺の到達難易度
距離…E(距離自体は短め)
高低差…A(鶴林寺道より少しだけ楽)
休憩所…A(伝説の自動販売機が1台だけ)
総合難易度…A(難所の連続が確実に体力を奪う)
【難易度評価】A(難しい)>>>D(普通)>>>G(かんたん)
パワプロ方式の7段階評価です。
それぞれ考察していきましょう。↓↓↓
①距離…E(距離自体は短め)
20番鶴林寺から21番太龍寺への距離は、6.7kmと短めです。
しかしながらその道の険しさから、”近い”という感想は持ちにくいのではないでしょうか。
②高低差…A(鶴林寺道より少しだけ楽)
険しいことは確かですが、鶴林寺道と比較するとややイージーかな、という感想を持ちました。
トータルの距離が短いことや、途中で水井橋を渡ることが気分転換になっていたのかもしれません。
③休憩所…A(伝説の自動販売機が1台だけ)
これはありがたすぎて涙ちょちょぎれます。
前述の水井橋の手前に1台、自動販売機がございます。ぜひ活用させていただきましょう。
④総合難易度…A(難所の連続が確実に体力を奪う)
太龍寺単体で見れば、さほど脅威ではないかもしれません。補給のままならない中、鶴林寺から平等寺まで、断続的に山の中を歩き続けることに大変さがあります。
本当に気が休まるのは平等寺の次、23番薬王寺に着くあたりです。(薬王寺周辺にはコンビニなどがありまぁす!)
それまで限られたエイドをいかに活かしつつ進んでいくかが勝負になってきます。
【まとめ】ここで気を緩めてはいけない
【当日のご様子】
【弾丸歩き遍路】3日目・賢人の知恵と無鉄砲男の化学反応(23番薬王寺)【1200km】
阿波三大難所の最後にあたるこの”太龍寺道”。焼山寺道よりは楽ですが、注意するべきはその距離です。
鶴林寺道を越えてからすぐに太龍寺道に臨むため、息をつく余裕がありません。また、商店がない距離が45kmと、とんでもなく補給に苦労します。
計画性をもって臨まないと、リタイアすることにもなりかねません。休憩所と宿泊所は真剣に選定しましょう。
【オマケ】周辺の超おすすめスポット!
太龍寺から…
・手前3.9km … 水井橋(伝説の自販機)
太龍寺への道唯一の自販機です。お見逃しなきよう!(超目立つ)
・5.4km … 道の駅わじき
太龍寺を越えると、道の駅わじき(鷲敷)がございます。ルートにもよりますが、200m(往復400m)寄り道するだけですので、こちらの利用も選択肢に入れていいと思います。
(私はなぜか、めんどくさいとか言ってパスしてます。寄ってけや!)
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