2日目は、やったことだけ考えればただの観光である。しかし当の本人は限界の中ギリギリまで進む努力をしていた。自分だと思わなければ、実に涙ぐましい。
【山梨中部】甲斐市~山梨市の見どころ
二日目は甲斐市から山梨市まで。今回も3の区間にわけて見ていこう。
①甲斐市エリア
甲斐(かい)市は市街地だ。国道20号線を行けば商店に恵まれている。休憩や補充に困ることはない。
しかし私はこのときも、最短距離で行くべくマイナーなルートに終始した。よって、コンビニもめったに出会えないような状況だった。知識がないというのは恐ろしい。逆に、それが冒険的で楽しいという面ももちろんあるのだが。
②甲府市エリア
甲府市は山梨県の県庁所在地だ。中心部は栄えているが、私はにぎやかな通りではなく山側を走っていった。
そして”武田神社”、”甲斐善光寺”を参拝する。甲府市は面白い。人波もありながら、街の中に美しい中世の建造物も大切に保護されている。さすが武田信玄公のお膝元だ。
③山梨市エリア
山梨市はなんというか、静かな街だ。県の名を冠しているわりに非常に閑静なイメージがある。それは、大きな幹線道路に面していないことが挙げられるだろう。車の通り道になっておらず、行こうと思わないと行かない地域になっている。私も山梨市を必ずしも通る必要はなかったのだが、甲斐善光寺を経由して最短ルートをとると山梨市のホテルで宿泊するのが最善であった。
こちらのホテルも最寄りにコンビニがない。雨が降り出す中、夕食と信玄餅の買い物をしてホテルにダッシュした。
【まとめ】2日目はたった21km、しかも全部歩き…
都道府県横断チャレンジで、これだけ進めなかった日は他にない。脚に痛みがあり、ふつうに走れなかった。よくリタイアしなかったものだ。
2日目を休むことによって最終日に懸けたというわけだ。背水の陣。当時のサラリーマン犬走にとって、3連休は極めて貴重だった。『足が痛い程度で、チャレンジを中断してたまるか!』という心持ちだったんだろう。
その気概は、最終日の地獄に耐えうる強さを見せるのだった。
【見れるで!】YouTube動画のご紹介
これは2回目に山梨県を横断したときの動画だ。1回目の動画もあるにはあるのだが、古すぎてあんまり面白くない。(白目)こちらを観ていただいた方がお楽しみいただけると思う。
コメント