25日間の歩き遍路通し打ち経験(2021年6月)を基に、歩き遍路難易度をご紹介します。
【歩き遍路難易度】第3番札所・金泉寺(源氏所縁の寺)
金泉寺のご紹介
第3番札所金泉寺は、源氏にゆかりのあるお寺さんです。
源義経は屋島の戦いに赴く際、この金泉寺で戦勝祈願を行いました。
(『源平盛衰記』より)
また境内には、武蔵坊弁慶が持ち上げたという巨大な石、”弁慶石”も御座います。
金泉寺の到達難易度
距離…F(かなり近い)
高低差…D(ふつう)
休憩所…G(食堂が豊富)
総合難易度…F(けっこう楽)
【難易度評価】A(難しい)>>>D(普通)>>>G(かんたん)
パワプロ方式の7段階評価です。
それぞれ考察していきましょう。↓↓↓
①距離…F(かなり近い)
極楽寺から金泉寺までのルートは、基本的に1ルートです。
2.6kmしかないので、ゆっくり歩いてもさほど時間はかからないでしょう。
なお、上記の写真の通り、道しるべで『ここはふつう通らないよね』っていう道を案内していただけます。
これはものすごく重要なことで、これから進むお遍路の先ではふつう通らない道を通りまくります。
ガイドブックやインターネットの情報は有用ですが、現地の情報がいちばん新鮮なのは間違いないです。
特に災害などで通れない場合も考えられます。注意しましょう。
インターネットの情報は鮮度に気をつけましょう。当然、この記事も同様です。
②高低差…D(ふつう)
高低差はほぼありません。が、前述の通り少し田畑の間を縫うような道を歩きます。ここは多少気を付けて歩く必要があるかもしれません。
画像に当日の私のつぶやきが字幕としてのっていますが、ナビゲーションアプリはこの道を知りません。少し遠回りの舗装道路を案内されます。
ナビゲーションアプリに遍路道を案内してもらうことは期待できません。
よく覚えておきましょう。
③休憩所…G(食堂が豊富)
休憩所にも困らないでしょう。この辺りは非常にたくさんの食事処に恵まれています。
日程に余裕があるのであれば、この辺りで早めの昼食を楽しむこともできます。
うどん屋さん、洋食屋さん、中華料理屋さん、ラーメン屋さん、居酒屋さん。
少し調べただけでもこれだけ出てきます。選び放題です。
コンビニも、金泉寺の少し(500m)手前にあります。
④総合難易度…F(けっこう楽)
金泉寺へのルートは、まったく恐れることはありません。
むしろ、これから進んでいく”遍路道の醍醐味”の片鱗を味わうことができ、きっとワクワクすることでしょう。
【まとめ】道標の大切さを教えられる札所
『マジでナビゲーションがあてにならないんだな』私が金泉寺までのルートで感じた感想です。
私は歩き遍路ならぬ”走り遍路”であったため、究極的にバックパックの積載量を減らす必要がありました。なので、『ガイドブックは持たない』という超絶オススメできない方法でお遍路に挑みました。
案の定、この先でナビゲーションアプリと共に迷いまくるわけですが、『道しるべってとんでもなく大事だな』というのはお遍路最終盤まで変わらない真理です。
道しるべを設置してくださった方に心から感謝し、歩みを進めたいものです。
【当日のご様子】
【オマケ】周辺の超おすすめスポット!
金泉寺から…
- コンビニ…手前500m
- 食事処…周囲にめっちゃいっぱいある
食事をレストランでとりたい方はここでとる選択肢も大いにアリです。
お遍路では、自分の望むタイミングで食事がとれるかはかなり運要素が強いです。
現に、この金泉寺を過ぎて次に食事処が現れるのは、5番札所や8番札所になります。
今後、全ての札所に休憩施設が充実しているわけではありません。むしろ、食事がとれる場所の方が少ないです。
体調を崩さないためにも、食事処も配慮した日程計画を立てることは重要と言えます。
無情報で行くと、私のように複数回ハンガーノックに陥ります(迫真)。
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