【伊勢国】三重県を走って縦断しましたわ!④(3日目・大晦日に雪が舞う)

超限界シリーズ

”クレイジーランナー”とはいったい何者なのか?(自己紹介)

前日のブログでも書いたが、この日は絶対に尾鷲市に到達する必要があった。そこまで宿が無いからだ。

【三重県南勢部】大台町~紀北町の見どころ

大台町の前の多気町を出発してから、尾鷲市に至るまで通るのはすべて”町”だ。

  • 大台町
  • 大紀町
  • 紀北町

超簡単に言うと、商店が超少なくて山や峠はいっぱいある。思い出すと怖くなるくらい、苦労が約束されたゾーンだ。

①大台町エリア

エグい雪の量だ。三重県でこれほど雪が降るのは珍しいだろう。スタッドレス着用率は20%。この日にノーマルタイヤだったら、走行が難しいだろう。正月だったのが幸いだったかもしれない。

そう、この日は大晦日だった。三重県縦断でも一番苦労した日かも知れない。尾鷲市に向けて、ゆっくりと歩みを進める。凍結していて走れなかったことが、この日の難易度を大きく引き上げた。

大台町はすぐに終わり、大紀町に入っていく。大台町の道は狭く、商店はほぼ無い。

②大紀町エリア

大紀町はかなり苦労した。商店がほぼ無いうえに、七保峠を越える。道はさほど狭くはなかったが、住宅街と峠道が断続的に続く。クレイジーランナー的に最もこたえるタイプの道だ。

ちなみに大紀町はめちゃめちゃ広い。しかし91%が山で、人間が住むエリアはわずか1%しかない。ほぼほぼ野生の領域と言える。

③紀北町エリア

紀北町に入っても峠は続く。眺めはめちゃめちゃ良い。(写真)海沿いの道らしく、住宅街と峠が断続的に続く道だ。峠が多く残っている状態で日没を迎えてしまったのはかなり痛かった。怖いし寒いからだ

道の駅が2件あるのが救いだ。道の駅マンボウで食べたお寿司は忘れられない。神だ、GODだ。美味すぎる。

しかし、道の駅の名前がマンボウなのは謎だ。マンボウの串焼きも売っている。

極寒の闇夜の中、ラスボスである馬越(まごせ)峠を越えたらやっと尾鷲市だ。命からがら、無事に年越しをすることができた。だが、この日に体力を使い果たしてしまったことは事実だ。翌日4日目の日程を、想定通りの距離をこなすことが極めて難しくなっていた。

【まとめ】3日目は70.6km、雪の中よく距離を稼いだ

ここまでの通算距離は180.1km。三重県縦断チャレンジで想定していたのは230km。残り50kmだとしたら、翌日が最終日であるということは疑わないだろう。しかし、私の体力は限界だったようだ。

この3日目に70.6kmをこなしたのは普通にすごいと思う。特に雪や凍結で序盤は全く走れなかったからだ。今の私でもできるかわからない。そうとう精神力を削っただろう。極寒の環境での長時間の進軍は、私の体力の深いところを削ってしまっていたらしい。

満身創痍の状態で、ゴールへ向けて4日目の戦いが始まる。

【見れるで!】YouTube動画のご紹介

北半球イチ過酷とは大きく出たものだ。ほとんどの日本人がコタツに入り煎餅やミカンを貪り食う中、クレイジーランナーは吹雪の峠に立ち向かう。そんな男が、一人くらいいてもいい。

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