【信濃国】長野県縦断チャレンジ⑤（4日目・旅の終わり、愛知県稲武へ）

とうとう長い旅が終わる。私は早朝の飯田市を飛び出した。今日チャレンジを終わらせない選択肢などない。

【長野最南端】飯田市～稲武の見どころ

ぶっちゃけ、飯田市より南の長野県は道だ。ただただ長いだけの道だ。退屈かつ標高1100メートルにまで到達する面倒な道なのだが、道の駅平谷・森の駅ネバーランドといった癒しスポットもある。

飯田市街地は商店が豊富だが、すぐに寂しい道となる。まだ阿智村でコンビニにありつけるが、飯田市でもしっかり補充しておくべきだろう。

特に、食料品以外のアイテムが欲しい場合は絶対に飯田市街地でゲットしておくべきだ。（モバイルバッテリーなど）

阿智村以降は買い物に苦労する。

わずかながらの市街地に数件のコンビニがある。ここが長野県ファイナルコンビニとなる。確実に補充をする必要がある。愛知県に到達するまで、あとは道の駅があるくらいだ。

どんどん山に入っていき、飯田市街地から標高670メートルも登る。かなり体力を奪われる区間だろう。

ほとんど商店はないのだが、道はそれほど悪くない。3日目の松川町や飯綱町と比べれば天国のようだ。

252km地点、長野県に入ってから実に249.1kmの地点で愛知県豊田市に入った。長野県縦断に成功したのだ。

2年以上経った今振り返ると、当時の感情はよく思い出せない。抑圧されたサラリーマン生活から自分を解き放った直後だ。まだ迷いや不安を多く抱えていたんだろう。この長野県縦断チャレンジという小さな成功を成し遂げたことに、素直に『ええやんええやん！！』と言ってやりたい。

ゴールは道の駅稲武。264.3kmのランを終え、私の旅は終わった。

84時間46分40秒。決して速くはないが、長野県縦断に挑戦する人間などほとんどいないだろう。ましてや、いちいち新潟県から愛知県まで行く変わり者など、私くらいのものだろう。よって、完全にクレイジーランナーの優勝である。

今回のブログの内容はすべてこちらの動画に詰まっている。YouTube挑戦初期の動画です故、編集が稚拙なのにはご容赦いただきたい。こんなんじゃ物足りねぇという場合は、直近の動画（山梨県横断24時とかお遍路とか）を観ていただければより楽しんでいただけると思う。

逆に言えば、誰でもレベル1の期間はあるのだ。知識ゼロから未知の領域へ飛び込んだ自分にGOODボタンを押してやりたい。（秘技・自分褒め）