【怒り】ストレス軽減のためにヤメるべきこと3選(防御力up)

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【怒り】ストレス軽減のためにヤメるべきこと3選(防御力up)

【導入部】同時に起きた、2つのトラブル
期せずして、私の周囲でほぼ同時期に、”怒り”に起因したトラブルが2件、立て続けに勃発しました。ちょっと内容をご紹介します。
なに、よそで起きた事件です。野次馬根性で聞いてみてください。ただし、『あなたはどう感じたか?』これはよく覚えておいてください。
【生徒さんが職員室に突撃してきた】
アシスタント講師生活を粛々とこなしていた私の日常に青天の霹靂。
激昂した生徒さんが職員室に、ドえらい剣幕でやってきたのです。どうも、講師の方の態度に怒り心頭のようです。(残念、私じゃないよ)
このことは学校中で問題になり、私も校長先生に事情聴取されました。
事の流れとしては…
・(講師)何度も教えた内容でイージーミスした生徒さんを、強めに叱責してしまう
・(生徒)怒り心頭で職員室に突撃、講師に態度が悪いことを強く抗議
・(講師)あなたも授業態度が良くない、と言い返す
・(校長)事態を知り、厳しい態度で指導するのはやめるよう、講師に注意
・(講師)反省し、翌日の始業時に、生徒全員の前で謝罪
・(生徒)今後も同じことが起きたら受けて立つ!と宣戦布告
と、こんな感じです。よくある対人関係のトラブルと言えるでしょう。結果、私は講師の方から意見を求められたので、アドバイスをしたということです。
【店長とも部下ともトラブルを起こす後輩ちゃん】
これは私のサラリーマン時代の後輩ちゃんの話です。
後輩ちゃんは現在、私と同じくサラリーマンをやめ、女性向けサロンで働いています。一緒に働いているとき彼女は本当に優秀で、私の仕事をガンガン教えていったのですが、最終的には実務に関しては私のできることをほとんど任せることができるまでになりました。
地獄みたいなサラリーマン時代を生き抜けたのは、彼女のおかげと言えます。ですので、弟子であると同時に命の恩人です。
さて、彼女はサロンの店長と部下との間で問題を起こしていました。
・部下のやる気がなさすぎてスキルがまったく上がらない
・部下が店に貢献する意識が全くなく、売り上げ貢献ゼロなのに態度デカい
・ちょっと怒ると『わたしセンスないからやめまぁす』と言って困る
・店長はそんな部下たちをやめないようにうまく教えてやってと言う
・店長に『あなたが謝って、仲直りしなさい』と促される
こんな感じでギスギスしてるし超イライラしています。そんなお悩みでした。
現在、2人は今は元気に過ごすことができています。ストレスをうまくコントロールできたようです。
私がどのようなアドバイスをしたのか?ぜひ、あなたのストレス対処法と比べてみてください。
ストレスを軽減するお品書き
【超重要】”正しさ”を基準にするからストレスがたまる
生徒さんに逆襲されて参ってしまった講師の方を例に、”正しさ”が何か考えてみましょう。
もう一度、なぜトラブルが起きたか事実を振り返りましょう。
・(講師)何度も教えた内容でイージーミスした生徒さんを、強めに叱責してしまう
これが原因です。ここで講師の方は2つのミスを犯しています。
1つ目は、人前で叱責することです。これは教育者として大きな間違いです。生徒さんは大きくプライドを傷付けられたことでしょう。
2つ目は、何度も教えた簡単な内容を理解していないから怒ったということです。人によっては、これについては講師の方を擁護する意見もあるでしょう。何度も何度も簡単な内容を理解できなければ、『キー!何回言えばわかるの!!』と怒っても仕方ないような気もします。
しかし、『ストレスを溜めない』という観点から言えば、これこそが最悪の行動であると断言します。なぜでしょうか?
自分の正しさを押し付けてはいけない
この講師の方は、非常にまじめな方です。行動基準や指導方法が”正しさ”にあると、前々から感じていました。
講師として、そのこと自体は素晴らしいと思います。正しい教育をすることが求められているからです。
しかし、今回問題になったのは『この程度の簡単な内容を何回も言われているのに理解できないのはおかしい』といった講師の”正しさ”が引き起こしました。
この考えはもしかしたら正しいかもしれませんが、目の前の生徒さんが理解できていない時点で間違いであると言わざるを得ません。この生徒さんが世界で唯一の例外なのでしょうか。そんなことはありませんよね。
『簡単な内容を何回も言われているのに理解できないのはおかしい』
この思考を講師の方が持っている限り、自身のストレスを軽減することはできません。
【重要】絶対的に正しいことなど、この世界にはない
『こんな簡単な内容を間違えないように生徒に指導できないのは講師としておかしい』
このような主張を生徒さんからされたとしたらどうでしょう。このような意見を持つ人もいるはずです。そしてこの意見は正しいんです。この人の中では
正しさをぶつけても衝突をするだけです。お互いストレスを溜めて得をしません。まったく建設的ではありませんよね。
・人前で叱責しないこと
・何回教えても失敗してしまうことがあること
この事実を受け入れないと同様の問題が今後が起きるとアドバイスさせていただきました。
今回の話はこれで終わりです。もし生徒さん側の行動に課題を求めてしまったとしたら、ストレスを軽減することは永久にできません。それは次章につながる内容でもあります。
【超重要】”課題の分離”を行う
次に、上司と部下の両方と衝突してしまう後輩ちゃんの例を考えます。
彼女の問題としていることは多いです。振り返ってみましょう。
・部下のやる気がなさすぎてスキルがまったく上がらない
・部下が店に貢献する意識が全くなく、売り上げ貢献ゼロなのに態度デカい
・ちょっと怒ると『わたしセンスないからやめまぁす』と言って困る
・店長はそんな部下たちをやめないようにうまく教えてやってと言う
・店長に『あなたが謝って、仲直りしなさい』と促される
この5つです。これに対して、”課題の分離”というテクニックを使っていきましょう。
【重要】”判断”するのをやめる
まず、部下の女の子や店長の意見が正しいかどうかを”判断”することをやめる必要があります。全部正しいんですよ、その人の中では。
それを理解したうえで、課題の分離をしていきましょう。
実は、後輩ちゃんの困ってる内容のほとんどは、彼女の責任ではありません。各項目を細分化してみていきましょう
・部下のやる気がなさすぎてスキルがまったく上がらない
やる気がないのは部下の責任です。
結果、スキルが上がらないのも当然でしょう。部下の責任です。
・部下が店に貢献する意識が全くなく、売り上げ貢献ゼロなのに態度デカい
店に貢献する意識を持つかどうかは部下の自由です。店に貢献しなければならないという”正しさ”を押し付けるから衝突が生まれます。
売り上げ貢献ゼロなのに雇用されているのは店長の判断です。部下に責任はありません。
態度がデカいのも部下の自由です。部下の責任です。
・ちょっと怒ると『わたしセンスないからやめまぁす』と言って困る
センスがないかは部下の主観です。それは部下の中では正しいです。
やめるのは部下の自由です。本当に困るのは店長のはずです。
というわけで、ここまで1つも後輩ちゃん自身の責任で起きている問題がありません。これらの事象でストレスを感じるのはマジメすぎると言えます。自分の責任の範囲を広く感じすぎです。
では、店長から言われたことを考えてみましょう。
・店長はそんな部下たちをやめないようにうまく教えてやってと言う
教えるの自体は後輩ちゃんの責任です。仕事ですからね。
店長が部下を甘やかすかどうかは店長の責任です。それが正しいかどうか判断するのはストレスのもとです。判断する必要はありません
・店長に『あなたが謝って、仲直りしなさい』と促される
店長に謝ることを促されて、謝るかどうか決めるのは後輩ちゃんの責任です。
後輩ちゃんとその部下のどちらに謝らせるか決めるのは店長の責任です。そのことの正しさについて判断するのはやめましょう。店長は、事がうまくいく可能性が高い選択をした、それだけです。
これだけの問題があって、結局のところ後輩ちゃんがやるべきことは『謝って、引き続き部下への教育を続ける』これだけです。
問題の本質は非常にシンプルでした。ただし、これだけでは納得しかねると思ったので、彼女にはもう一つ上のアドバイスもしました。
相手の反応をコントロールすることはできない
どんなに良かれと思っても、相手がいい反応をしてくれるかはわかりません
サプライズでとんでもないプレゼントを用意していたとしても、だましていたという事実だけに目を向けられて嫌われてしまうこともあるでしょう。
決めるべきは、自分はどうするか決めることです。
私は、後輩ちゃんが『いつか独立して自分の店舗を持ちたい』と思っていることを知っていました。ですので、『相性の悪い部下のことで自分の時間やエネルギーを消耗するのはやめなよ。もったいない。あなたの時間はあなたの大切な人のために、エネルギーは夢のために使えばいい。イライラする暇があったら勉強しようぜ!』とアドバイスしました。
自分以外の誰かがどう行動するのか、どう考えるかを気にして生きるのはストレスを溜める原因です。それらはどうやってもコントロールできない。
彼女が責任を持つべきは、自分の行動だけだったんです
【奥義】悪いことが起こったらとりあえず『ラッキー!』と思え
トラブルは、あなたが何もしていなくてもドンドンやってくるでしょう。
そのたびに心を折られていたらキリがありません。
あなたも、このクレイジーランナーに関わってしまったので1つの覚悟を決めてください。
『悪いことが起きたらラッキーや。チャンスや!!』
こう考えてください。絶対にです。
自分はその危機をどう乗り越えるのか?楽しみましょう。
【まとめ】マジメで優秀な人ほど陥りがちな落とし穴
『世の中には正しいことがあるはずだ』
『課題を乗り越えるために最善の方法を探すべきだ』
このように考える人です。ポイントは、決して間違えていないところです。
自分の中でそれを考えるのはいいでしょう。人に当てはめようとするから衝突したりストレスの原因となるのです。
クレイジーランナー的には、
『みんな、自分の正義をもって生きている』
『課題を乗り越えるためには無限に方法がある』
この考え方をオススメしています。
【オマケ】私が最後に超絶怒った話
【1ヶ月1000km生活】20日目◎奇跡が起きた日・災い転じて福となす【ダイエット】

目の前でタバコポイ捨てしたおじさんがいたんですよ。美しい、道の駅の小川でした。あの時はかなり怒ってしまって、気持ちを抑えるのが大変でした。
最終的に、そのポイ捨てのおかげで、小川を美しく整備してくださっている方に思いを馳せることができました。自分が気に入らない人に時間やエネルギーを使うよりも、自分が大切な人に感謝を伝えた方がええな、って思えた1日でした。
【課題の分離】書籍のご紹介

私が偉そうにべらべら話してきたのは、だいたいアドラー心理学から影響を受けています。”課題の分離”はまさにそうです。ただ、すげぇ読みずらいから最初はマンガとかの方がいいかも。
それから7つの習慣も超売れまくってるビジネス書です。このコビー先生の言葉にもめっちゃパワーを注入されてきました。こっちは超読みやすいよ
本を買ってもいいし、YouTubeチャンネルで書籍解説している人もいるから、ぜひ内容に触れてみてください。

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